「東海地方で採れる砂利にはどんな種類があるの?」
「石の形や色に特徴はあるのかな?」
家の外構や庭に敷いてある砂利にも、よく見るとそれぞれに特徴があります。
天然石は色、形、大きさなどそれぞれの石の風合いが違い、それが石の魅力を生み出しています。
岐阜県、静岡県、愛知県、三重県の東海地方にも、その土地で採れる砂利があります。
家の庭を砂利を使ってDIYしたいと考えているなら、身近な土地の砂利を使ってみるのも素敵ですね。
ここでは、東海地方で採れる砂利13種類、砂利の呼び方や種類について紹介します。
1.東海地方で採れる砂利にはどんな石がある?
東海地方には天竜川、揖斐川、朝明川などの河川があり、たくさんの砂利の産地となっています。
同じように見える砂利でも色や形に特徴があります。
砂利選びの参考にしてください。
(1)岐阜県で採れる砂利4選!
岐阜県は川も多く自然に恵まれている立地で、有数の砂利の産地です。
・御影砂利
岐阜県で採れる1つ目の砂利は「御影砂利」です。
御影砂利は白に黒い模様が混じり奥行きのある色味が特徴の砂利です。
和風の日本庭園や坪庭だけでなく、駐車場や玄関回りのアプローチなどによく合います。
程よい大きさの白砂利は、擦れ合って音を出すので防犯効果もあります。
・クラッシュブラウン
岐阜県で採れる2つ目の砂利は「クラッシュブラウン」という茶色の砂利です。
シックな色合いや質感でお庭が引き締まります。
色味が明るい茶色なのでお庭や建物周りは圧迫感なく合わせやすく花壇に敷き詰めても植物と馴染みます。
雨に濡れると色が鮮やかになり一層美しい色合いが楽しめます。
・揖斐砂利
岐阜県で採れる3つ目の砂利は、「揖斐砂利」です。
岐阜県に流れる揖斐川で採れる「揖斐砂利」は、グレーでどんなテイストの庭にも合わせやすい砂利です。
グレー単色でなく、いろいろなカラーの石が混じり合い、角が丸く削られているのが特徴的な砂利です。
・追沢砂利
岐阜県で採れる4つ目の砂利は、「追沢砂利」です。
「追沢砂利」は、ベージュやブラウンの砂利が混じり合っていてナチュラルテイストにもオリエンタルな庭にもよく合います。
雨に濡れると色が鮮やかになり、一層美しい色合いが楽しめます。
・岐阜砂利
岐阜県で採れる5つ目の砂利は、「岐阜砂利」です。
「岐阜砂利」は、ベージュ系にホワイトやグレーが混じった優しい色味の砂利です。
ベージュの色味は草花やレンガとの相性もよく、洋風の庭によく合います。
ミックスカラーなので庭に奥行きが生まれ、他の小物とも合わせやすいのが特徴です。
(2)静岡県で採れる石2選!
静岡県には一級河川の天竜川が流れていて砂利の産地になっています。
・天竜川流域産砂利
静岡で採れる砂利は、「天竜川砂利」です。
天竜川は長野県から静岡県を経て太平洋につながる一級河川で、豊富な天然資源があります。
その天竜川で採れる「天竜川砂利」は、グレーの落ち着いた色味で和風庭園によく合います。
・青砕石
静岡県で採れる2つ目の砂利は、「青砕石」です。
「青砕石」も静岡が産地のものがあります。
砕石は踏み固めることで石がずれにくくなるという特徴があるので、駐車場や外構に敷くのに適しています。
明るいグレーの色味で、どんな場所にも合わせやすい砂利です。
(3)愛知県で採れる砂利3選!
愛知県には一級河川と呼ばれる川が5つも流れていて、砂利の産地となっています。
・白砕石
愛知県で採れる1つ目の砂利は白砕石です。
白砕石は乾いた状態ではライトグレー色ですが、濡れると色味が濃くなり、グレーやベージュなどがMIXした色合いになります。
駐車場などによく利用されていますが、擦れ合って音を出すので防犯対策に建物周りにも敷くのがおすすめです。
・華錦
愛知県で採れる2つ目の砂利は、「華錦」です。
「華錦」は、鮮やかなイエローベース色味が特徴的で華やかさが魅力の砂利です。
和風の庭にはもちろん、オリエンタルな雰囲気もあるので合わせる小物次第で印象が大きく変わります。
・三河砂利
愛知県で採れる3つ目の砂利は、「三河砂利」です。
「三河砂利」は、グレーベースのシンプルな砂利で駐車場など広範囲に敷くのにおすすめです。
汚れも目立たず、どんなスペースにも合わせやすい砂利です。
(4)三重県で採れる砂利3選!
三重県は全国的に有名な砂利の産地でもあります。
・伊勢砂利
三重県で採れる1つ目の砂利は、「伊勢砂利」です。
「伊勢砂利」は、ベージュ系の砂利にブラウンの錆色が美しい砂利です。
和風な庭にはもちろん洋風の庭にもよく合います。
品が良く趣のある色合いが庭をランクアップさせてくれそうですね。
・那智黒砂利
三重県で採れる2つ目の砂利は、「那智黒砂利」です。
「那智黒砂利」は、三重県熊野市で採れる砂利です。
乾いた状態ではグレーのですが、雨に濡れるとツヤツヤと黒く輝くとても美しい砂利です。
丸い形が特徴的な玉砂利で、和風の庭や坪庭に配置すると高級感が出るのでおすすめです。
・御浜砂利
三重県で採れる3つ目の砂利は、「御浜砂利」です。
「御浜砂利」は、三重県御浜海岸で採れる砂利です。
グレー系の濃淡のあるカラーと丸い形が特徴的な玉砂利で、濡れると色のコントラストが際立ち違った魅力を感じさせてくれます。
2.砂利の呼び方はどうやって決まる?
砂利とは、直径2センチくらいから5センチくらいまでの石に小石や砂が混ざったものを言います。
砂利はその堆積している場所によって以下のように名前が変わります。
- 海砂利・・海に堆積している砂利
- 川砂利・・河川に堆積している砂利
- 陸砂利・・河や海の周辺で平地化した部分に堆積している砂利
- 山砂利・・山地状や段丘になった部分に堆積している砂利
以上のような砂利は、天然砂利と呼ばれています。
砂利は、河の上流域よりも下流域の方が粒の小さい砂利が多く、川砂利は球形に近いものが多いのが特徴です。
3.砂利の形状とは?
玉砂利と砕石の特徴を紹介
砂利の形は、丸い形状の玉砂利と角張った砕石とに分けられます。
石は川上から流され、角が取れて丸くなる砂利のことを「玉砂利」「玉石」と呼びます。
これに対して、岩石を粉砕した人工の砂利のことを「砕石」と言います。
天然の砂利を「天然砂利」、砕石のことは「人工砕石」と呼ばれています。
それぞれの特徴を紹介します。
(1)玉砂利の特徴
玉砂利は、白玉砂利や黒玉砂利に代表される丸い形の砂利です。
丸い形が上品で落ち着いた印象を与えてくれます。
玉砂利は、日本庭園や坪庭に最適な石です。
(2)砕石
砕石は白砕石や青砕石に代表される角張った砂利です。
駐車場や家の外構など広範囲に敷きたい時におすすめです。
砕石は値段も砂利よりも安く、形が角ばっているので石と石が合わさり踏み固めることができます。
4.まとめ
東海地方には、豊富な天然資源がありたくさんの砂利の産地になっています。
砂利には色や形大きさなどそれぞれの特徴があります。
砂利を敷く時はそれぞれの特徴を活かして利用できるといいですね。
お気に入りの砂利を見つけて素敵なエクステリアに仕上げましょう。